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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻12号

1966年12月発行

文献概要

症例

巨大孤立性肝嚢胞の1例

著者: 大和哲郎1 加藤嘩1 武藤賢二1

所属機関: 1慈生会病院

ページ範囲:P.1743 - P.1746

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はじめに
 肝における嚢胞形成の多くは,寄生虫性嚢胞か,組織崩壊によつて生ずる偽性嚢胞で,真性嚢胞は稀有である.しかも緩慢に発育経過し,特有な症状がなく,臨床診断も困難であるため,剖検あるいは開腹術のさいに偶然発見される場合が多い.
 最近,われわれは気腹レ線撮影法によつて,術前に診断し,完全別出術に成功した,巨大な孤立性肝嚢胞の1例を経験したので報告し,あわせて文献的考擦を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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