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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻12号

1966年12月発行

症例

胆嚢内隔壁形成

著者: 正津晃1 岡田是美1 内山忠勇1 戸倉康之1 小張志郎2

所属機関: 1日立製作所多賀綜合病院外科 2千葉県小張病院

ページ範囲:P.1751 - P.1755

文献概要

はじめに
 胆嚢奇形には多くの種類があるが,そのうち比較的多くみられるのは,胆嚢内に隔壁を形成して内腔が2つの室に分かれている症例である.しかしその臨床的意義,病理所見については報告が少なく,その名称についても不明確な点がある.1つには従来欧米文献に記載されていた胆嚢奇形の分類,命名が,著者により異なる点があつて混乱しやすく,本邦の報告でも胆嚢内隔壁形成とすべき例を.重複胆嚢あるいは胆嚢憩室として記載している例もみられる.ここにわれわれの経験した本症手術例7例の概要を述べ,あわせて胆嚢奇形の分類およびレントゲン診断上の注意についてふれたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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