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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻2号

1966年02月発行

文献概要

外来の治療 実地医家のための外来治療・8

外来における脳神経外科関連疾患の治療(2)

著者: 渡辺茂夫1

所属機関: 1社会保険中央総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.225 - P.229

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 頭部疾患のうち第2の項目として,多くの症例を有し,外来を訪れるものは,麻痺,しびれである.これは多く半身,または部分的の,まひ,しびれ,を訴えてくる.しびれ感と称するものは,なかなか曲者であつて,特に,まひ,異常感覚,知覚障害との関連をよく分析して,患者の訴えをきく必要がある."シビレ"を訴える中に,まひもあれば,一時的の知覚障害もあれば,固定型の知覚異常,または,感覚の異常感の程度のものもある.これらをよく検査し,さらに,その形,範囲,程度をよく調べ,診断をつけ,外来治療の限度を定めて,とりかかるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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