文献詳細
文献概要
外国文献
diencephalic syndrome,他
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.536 - P.539
文献購入ページに移動 小児本症はinanition syndrome, athrepsia, failure tothrive等の名称でも知られ,Russell (Arch.Dis.Child.26:274, 1951)がはじめて記載したが,1964末までに文献に23例あり,うちRussell (Excerpt.med.1957,pp. 111)は10例自験してをり,もつとずつと頻度高いと思われる.最近Smith (J.Neurosurg.23:348,1965)とTorrey (Am.J.Dis.Child.110:689, 1965)が症例を追加している.Smithの1例は13〜15カ月男児,分娩正常,9週まで発育正常,以後体重増加せず,皮下脂肪つよく失われ,cystic fibrosis, malabsorption等精査したが該当せず,気脳にて本症を疑い入院.hy-perkinesis,水平眼振,第3脳室前方の腫瘤.15月で開頭,左視神経から右間脳に及ぶ大腫瘤,生検astrocy-toma,切除せず,Co60の4000r tumordose照射,2年後健存.
掲載誌情報