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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻4号

1966年04月発行

文献概要

器械の使い方

心臓血管カテーテル(2)

著者: 藤本淳1

所属機関: 1大阪成人病センター

ページ範囲:P.548 - P.551

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 前回は既製品といえる心臓血管カテーテルの種類を示したが,今回は血管造影の普及により広く利用されるようになつた加工用のカテーテル管および心臓血管カテーテル検査に当つて利用される各種の補助具(Catheter bittings and accessories)を示し,最後にカテーテルの清掃・清毒および取扱上の注意についてまとめた.
 加工用心臓血管カテーテル: これはレントゲン不透過性のポリエチレン管で,加温により容易に屈曲加工することができる.製品としては米国USCI社からは"RoPol",欧洲からは"Oed—man-Ledin"(Ehema-Schönander社)として長尺のまま(1巻約5m)で市販されている.sizeはRopolではF−7, F−9の2種,Oedman-Ledinでは4種の大さのものがある.この種のカテーテルは目的に合わせて容易に選択時に所望の血管に挿入できるようまた造影剤の注入が容易な様に例孔を適当に開ける.その加工法の基本は第3図に示すごとくである.先端部位を挿入部位に適合するように屈曲させるがこの操作を容易にするためのstyhettsを提供されている(第4図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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