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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻5号

1966年05月発行

手術手技 血管外科の手技・1

大動脈を中心として

著者: 高橋雅俊1 工藤武彦1

所属機関: 1東京医科大学外科

ページ範囲:P.650 - P.656

文献概要

 大動脈疾患のうちで手術の対象となる主なものは大動脈瘤と大動脈縮窄症である.大動脈を切開切断し,あるいは吻合縫着する場合に大動脈壁の物理的強度をまず念頭に入れておかなければならない.すなわち血管は健康な場合でも外力の働く方向によつて耐性が異なり,または引き裂くあるいは圧挫するなどの外力の種類によつても損傷の程度が部位によつて異なつている(第1表).ことに大動脈瘤などで壁の変性が高度な場合にはさらに脆弱性を増加することも見逃すことはできない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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