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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻7号

1966年07月発行

文献概要

簡易検査法

血液検査(2)出血素因の検査

著者: 野村武夫1

所属機関: 1東京大学中央診療部

ページ範囲:P.906 - P.908

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はじめに
 出血素因は自発的に,あるいは些細な外力によつても容易に出血をきたす病態を指し,血管・血小板・血液凝固の異常がそれぞれ単独もしくは,いろいろに組合わさつて惹起される.
 外科的手術に際してはあらかじめ出血素因の有無を検査し,もし出血素因を認めれば,さらにその原因を確かめ,術中および術後の対策を講じておくことが必要である.出血素因に関し日常行なわれる検査は,出血時間・全血凝固時間・毛細血管抵抗・血小板数・プロトロンビン時間(Quick 1段法)・トロンボテストの測定である.(臨床外科,20, 8, 1054, 1965.)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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