icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻8号

1966年08月発行

文献概要

特集 腫瘍の外科 綜説

膵癌における今後の問題

著者: 本庄一夫1

所属機関: 1京都大学医学部外科第1講座

ページ範囲:P.997 - P.999

文献購入ページに移動
 膵癌に対する手術術式は現在一応確立されており,頭部癌には膵(頭)十二指腸切除,体尾部癌に対しては膵体尾部切除が行なわれる.膵十二指腸切除術は,膵頭部癌のみならず,Vater膨大部(領域)癌,総胆管(末端部〉癌に対しても実施される.
 これら膵頭部癌,膨大部癌ならびに総胆管癌はいずれも閉塞性黄疽を中心として,互いに相似の臨床像を示すが,黄疸発生後の術前の鑑別診断はかなり可能となつてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?