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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻8号

1966年08月発行

特集 腫瘍の外科

研究と報告

耳下腺腫瘍について

著者: 原田実1 池田忠輝1 塩田良彰1 畑穆1 高瀬浩1

所属機関: 1福島県立医科大学本多外科学教室

ページ範囲:P.1025 - P.1029

文献概要

 耳下腺腫瘍は必ずしもまれな疾患ではないが,腫瘍剔出を行なうと,ときに顔画神経を損傷し顔面神経麻痺をきたし,不愉快な醜形をきたすことがある.したがつて手術それ自体は必ずしも困難ではないが,術後の神経麻痺を恐れ,一般に本症の手術に対し積極的でないようである.
 われわれも本症に対しては今日までそれほど積極的ではなかつたが,最近腫瘍剔出時顔面神経を切断したので神経縫合を行ない良好な結果を得たことより,本症に対しては積極的に手術療法を行なうべきと考え,教室において昭和34年より昭40年5月まで取り扱つた耳下腺腫瘍症例について検討を行なつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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