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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻8号

1966年08月発行

文献概要

特集 腫瘍の外科 研究と報告

軟部組織好酸球肉芽腫について—自験5例と文献的考察

著者: 伊藤善一1 鈴木正弥1 篠沢貞夫1 深田弘治1 石川正昭1 斉藤一夫1 吉沢良平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学綿貫外科教室

ページ範囲:P.1135 - P.1141

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 好酸球浸潤を伴なつた肉芽腫は骨,皮膚,胃・腸の粘膜および皮下軟部組織などに出現し,すべてこれらは一般に好酸球肉芽腫Eosinophilic granuloma (以下E. G.と略称する)と総称されている.現在この名称には多少の混乱がみられており,また発生部位による病因・本態の相違が論議されているが,皮下軟部組織から発生する腫瘤は,骨,皮膚,胃・腸の粘膜および肺,尿路などのものとは一応別個の疾患と考えられ,その共通点は好酸球浸潤を伴なう炎症性肉芽であるといわれている22).われわれは最近12年間に当教室において本症の5例を経験したのでここに報告し,あわせて2,3の文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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