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文献詳細

雑誌文献

臨床外科21巻9号

1966年09月発行

症例

慢性炎症性盲腸腫瘍についての2,3の知見

著者: 佐藤進1 渡辺哲夫1 大島健一1 田沢睦男1 庄司忠実2 奈良坂俊樹2 小檜山満雄2 小野寺耕2 荻生徳弘2 山下淳平3 五十嵐三𠑊3

所属機関: 1財団法人総合花巻病院外科 2財団法人総合花巻病院内科 3岩手医科大学麻酔科

ページ範囲:P.1325 - P.1327

文献概要

はじめに
 私たちは過去3年間に5例の慢性炎症性盲腸肺瘍の症例を経験している.そのあるものは,全く既往歴がなく突然.腹痛を訴えて来院し,急性虫垂炎の診断で開腹して,初めて発見されたものであり,また,あるものは,数十年来.なんらかの愁訴を持ち,諸処の病院で精査をうけたにもかかわらず,異常所見なしといわれて放置されていたもので,その経過はさまざまである.また,開腹手術の際の所見では盲腸癌との鑑別が困難な程,炎症性所見にとぼしいものもある.私たちは,この慢性炎症性盲腸腫瘍の経過,診断などについて,2,3の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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