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症例検討会
胆石症を疑つた胆嚢癌
著者: 中山恒明1 織畑秀夫1 太田八重子1 羽生富士夫1 岩塚辿雄1 遠藤光夫1 小林誠一郎1 山口慶三1 荒木仲2 沢井明子2
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター外科 2東京女子医科大学消化器病センター三神内科
ページ範囲:P.112 - P.115
文献購入ページに移動沢井 患者は64歳の男子で,主訴は黄疸です.昭和41年8月初めごろより食欲不振となり,ときどき右下腹部痛があり,同年8月25日に37.9℃の発熱がありました.尿意頻数を伴うので近医を訪れ、腎盂炎の診断のもとに化学療法をうけ,尿意頻数は消失したが,微熱が持続し,黄疸および右季肋部痛が出現し、黄疸が増強するために41年9月2日当科外来を受診し,同日入院しました.
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