icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻10号

1967年10月発行

特集 イレウスの治療—その困難な問題点

グラフ

X線単純撮影像の読影に難渋する場合どうするか

著者: 大内清太1 柴田晋1 鈴木行三1

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科教室

ページ範囲:P.1341 - P.1346

文献概要

イレウスはacute abdomenの代表的疾患の1つで,迅速な診断,処置を心要とする.すみやかに既往歴,腹部所見診査,一般臨床検査を行なうとともに,侵襲も少なく,時間もとらない腹部単純写真の撮影が望ましい.
これらの成績を総合すればイレウスの診断,閉塞部位やその原因などの判断が可能な例が大部分であり,さらに種々の検査を行なつて正確な診断を下そうとする試みは一面理想的とも考えられるが,いたずらに治療開始までの時間を浪費するばかりでかえつて予後を悪化させることが多くさけたいものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら