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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻10号

1967年10月発行

特集 イレウスの治療—その困難な問題点

アンケート

イレウス手術の前処置はどうしているか

著者: 大村泰男1

所属機関: 1医療法人甫瑞病院

ページ範囲:P.1386 - P.1386

文献概要

 私の掲げる症例は,慢性再発性腸癒着性イレウス患者であつて,その底にある栄養低下,すなわち,手術療法への抵抗力減弱に対する処置について考察したい.
 腸癒着性イレウスは再発し易いから,たびたび手術を受ける例が多い.すでに10回目の手術だと訴える例にも会つた.こんな患者は外科医を転々し,手術者も代つて多人数にのぼる.過去には如何なる手術方法が行なわれたか不明のまま,腸切除か腸吻合によるバイパスがつくられる.つまり腸管の長さが,手術のたびに短縮されるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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