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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻10号

1967年10月発行

文献概要

論説

"Glue Appendectomy"300例の経験についで

著者: 檀上泰1 宮川清彦1 田中信義1 佐藤知義1 石塚玲器1 佐々木英制1 福木徹1

所属機関: 1北海道大学葛西外科教室

ページ範囲:P.1421 - P.1426

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はじめに
 手術操作の基本である糸と針による縫合法を接着剤で置換しようとする画期的な試みは,米国および本邦においてきわめて盛んであり,この方面に関する研究報告が近年頻繁に行なわれている.しかし臨床応用となるとまだ絹糸縫合に依存することが多く,その補助的手段にとどまつているに過ぎない.今後,接着剤の改良と発展が期待できるので,やがて絹糸縫合が過去の手術操作となる時代が到来するのではなかろうか.
 現在常用されているシアノアクリレート系接着剤でも,その特性と使用方法の検索により臨床応用の拡大と普及が期待されると考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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