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Basal-cell carcinoma syndrome,他
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ページ範囲:P.1459 - P.1462
文献購入ページに移動 発見はJarisch(1894)に遡るがBinkley(Arch.Derm.63:73,1951)が多発性基底細胞母斑,胼胝体無形成,歯槽嚢胞を合併した症候群として記載したのが,30歳母,6歳娘という遺伝の明らかな最初の報告であろう.Gorlin(N.E.J.Med.262:908,1960)がこれをbasal-cell nevi syndromeと命名した.しかし,Howell(J.Pediat.69:97,1966)に至つてnevoidbasal-cell carcinoma syndromeと改められ,後者が漸く一般的となろうとしている.もつともドイツではneviを嫌つてPhakomatoseの語を(phakosはspotの意,この慨念の中にtuberous sclerosis.Recklinghausen,von Hippel-Lindau, Sturge-Weberを含める)用いて,fünfte Phakomatose(Hautarzt 11:160,1960.あるいはDermatologica 126:106,1963など)によるようである.
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