icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻11号

1967年11月発行

特集 肝腫瘍外科の課題

肝の良性腫瘍—とくに肝嚢胞を中心として

著者: 佐藤寿雄1 斉藤洋一1 山内英生1 渡部健一1

所属機関: 1東北大学医学部槇外科教室

ページ範囲:P.1559 - P.1567

文献概要

はじめに
 最近,外科的肝疾患の診断法として腹腔鏡検査,肝スキヤンニングあるいは諸種の血管撮影法などが取り上げられ,また治療の面でも肝広汎切除術が比較的安全に行なわれるようになつた.そのようなことから,肝腫瘍,とくに肝癌の外科は一段と脚光をあびるにいたつたが,肝の良性腫瘍に関してはまれな疾患に属するためか一般の関心を得るにいたつていない.教室ではさきに槇ら1)が肝嚢胞の臨床について報告したが,その後選択的腹腔動脈撮影法の併用など,診断法の進歩もみられ,また症例も数例加えることができたので,それらを一括して肝の良性腫瘍,とくに肝嚢胞を中心にして概説してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら