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新生児外科におけるX線診断—特に先天性小腸閉塞について
著者: 山内逸郎1
所属機関: 1国立岡山病院 小児科
ページ範囲:P.1641 - P.1646
文献購入ページに移動 最近における新生児外科とくに新生児消化管外科の進歩にはめざましいものがある.鎖肛,Hisch-Sprung氏病あるいは,食道閉鎖兼気管食道瘻などの手術成績の向上はいちじるしい.しかし先天性小腸閉塞の治療成績は必ずしもそうとはかぎらない.今後この分野での治療成績の向上のためには,正確な早期診断がまず第一に考えられなくてはならない.それには腹部単純撮影像の読影に習熟することが必要である.われわれはこれまでに30例を越す先天性小腸閉塞を経験しているが,これらの症例のX線写真のうち興味味あるものを紹介しつつ腹部単純撮影像読影について先天性小腸閉塞を中心にのべてみたい.
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