icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻12号

1967年12月発行

文献概要

グラフ

新生児外科におけるX線診断—特に先天性小腸閉塞について

著者: 山内逸郎1

所属機関: 1国立岡山病院 小児科

ページ範囲:P.1641 - P.1646

文献購入ページに移動
 最近における新生児外科とくに新生児消化管外科の進歩にはめざましいものがある.鎖肛,Hisch-Sprung氏病あるいは,食道閉鎖兼気管食道瘻などの手術成績の向上はいちじるしい.しかし先天性小腸閉塞の治療成績は必ずしもそうとはかぎらない.今後この分野での治療成績の向上のためには,正確な早期診断がまず第一に考えられなくてはならない.それには腹部単純撮影像の読影に習熟することが必要である.われわれはこれまでに30例を越す先天性小腸閉塞を経験しているが,これらの症例のX線写真のうち興味味あるものを紹介しつつ腹部単純撮影像読影について先天性小腸閉塞を中心にのべてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?