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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻12号

1967年12月発行

文献概要

特集 鞭打ち損傷の問題点

いわゆる鞭打ち損傷と神経症について

著者: 太田幸雄1

所属機関: 1大阪赤十字病院精神神経科

ページ範囲:P.1699 - P.1702

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はじめに
 いわゆる鞭打ち損傷においても,あらゆる災害による障害と同じく,神経症の問題がからんでいるようである.そして,わたくしの知る範囲では,鞭打ち損傷についての綜説はたいていこのことにふれている.(たとえばCailliet2),Jackson10)半田など7).したがつて,ここでは精神医学の立場から鞭打ち損傷と神経症の問題を取り扱つてみたい.
 さて,災害の後遺症と神経症との問題を考えるときには,次の2つの立場からみる必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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