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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻2号

1967年02月発行

文献概要

特集 臨床検査後の偶発症

膀胱生検後の偶発症

著者: 東福寺英之1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.197 - P.200

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膀胱生検が行なわれる疾患
 膀胱生検が行なわれる主な疾患はいうまでもなく腫瘍であり,特に悪性度,浸潤度の決定に必要である.また,これらの鑑別の対象となる疾患として,前癌状態,炎症性産物があげられる.
 膀胱腫瘍のうちもつとも頻発するのは移行上皮原発の乳頭腫または乳頭状癌である.また尿膜管前立腺,直腸,子宮,時として精嚢腺より発生し浸潤性に膀胱に至る腺癌を認めることがある.また,まれではあるが膀胱原発の肉腫を見ることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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