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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻3号

1967年03月発行

文献概要

特集 頭部外傷処置の実際

開放創のある場合の処置はどうするか

著者: 三河内薫丸1 村瀬活郎2

所属機関: 1日比谷病院 2慶応大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.331 - P.335

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はじめに
 頭部開放創は,頭皮より脳実質までの種々の組織の複雑な損傷の組合せであり,処置もまた種々の要素を含んでいる.不適当な処置を行なつた場合は死の転帰をとる場合もあり,運よく死をまぬがれえたとしても後日,頭骨骨髄炎,化膿性髄膜炎,脳膿瘍,脳海綿腫,外傷性てんかんなどの悲惨な合併症の原因となる.
 頭部開放創はこれを治療面より見た場合,その深さに応じ,次のごとく分類して考えるのが便利と思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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