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特集 進行性消化器癌の外科
胃癌の膵合併切除について
著者: 梶谷鐶1 西満正1
所属機関: 1癌研究会附属病院外科
ページ範囲:P.473 - P.479
文献購入ページに移動はじめに
周知のごとく,胃と膵との関係は解剖学的にはなはだ密接であつて,胃癌の場合に病巣の膵への波及はしばしばである.このことは胃癌の根治療法の著しい障害となつてきたのであるが,今日では外科の進歩につれ,膵臓の手術も比較的安全となり,進行した胃癌に対する膵合併切除もしばしば行なわれるようになつた.われわれは膵合併切除を胃癌治療上の意義の面から,あるいは胃癌拡大手術の限界の面から検討してみたい.
周知のごとく,胃と膵との関係は解剖学的にはなはだ密接であつて,胃癌の場合に病巣の膵への波及はしばしばである.このことは胃癌の根治療法の著しい障害となつてきたのであるが,今日では外科の進歩につれ,膵臓の手術も比較的安全となり,進行した胃癌に対する膵合併切除もしばしば行なわれるようになつた.われわれは膵合併切除を胃癌治療上の意義の面から,あるいは胃癌拡大手術の限界の面から検討してみたい.
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