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特集 進行性消化器癌の外科
膵癌,胆管癌の切除限界点およびその他の治療法
著者: 土屋凉一1
所属機関: 1京都大学医学部第1外科
ページ範囲:P.480 - P.484
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膵臓ならびに肝外胆道の悪性腫瘍は,早期発見が困難で切除不能の場合が多く,また切除可能であつても,その手術手技が容易でない上に,肝機能障害などのpoor riskの場合もあつて,一般に手術成績が悪いのが現状である.
京都大学第1外科において昭和30年以後41年9月に至る膵臓癌および胆管癌の症例は88例,本庄教授在任中の金沢大学第2外科における,昭和34年より40年に至る6年間の症例は100例で,合計188例である(第1表).
膵臓ならびに肝外胆道の悪性腫瘍は,早期発見が困難で切除不能の場合が多く,また切除可能であつても,その手術手技が容易でない上に,肝機能障害などのpoor riskの場合もあつて,一般に手術成績が悪いのが現状である.
京都大学第1外科において昭和30年以後41年9月に至る膵臓癌および胆管癌の症例は88例,本庄教授在任中の金沢大学第2外科における,昭和34年より40年に至る6年間の症例は100例で,合計188例である(第1表).
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