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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻4号

1967年04月発行

文献概要

講座 外科医のための心電図入門・3

虚血性心疾患の予知と対策〔2〕

著者: 難波和1

所属機関: 1大阪大学医学部西川内科

ページ範囲:P.563 - P.568

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 外科領域における心電図の有用性は心筋虚血の有無の鑑別に集中される.その理由は,心筋虚血がいわゆる各種の虚血性心異常を招来するからである.例えば術後におこる各種の不整脈,時には心筋硬塞症の発症などがそれであつて,予後を生右するものとして軽視できない.本稿では虚血心の予知に用いられる運動負荷法の際に特異な心電図形態を示す二,三のものを例示し,実た虚血心診断の指標の一つである陰性T波について,主として内科的立揚から考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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