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症例
巨大な腸間膜嚢腫を伴うイレウスの1治験例
著者: 佐々木雅彦1 片野素道1 土橋正邦1
所属機関: 1東京都済生会中央病院外科
ページ範囲:P.578 - P.580
文献購入ページに移動腸間膜嚢腫は1507年Benevieniの発見以来,内外に多数の報告が見られるが,比較的稀な疾患である.臨床的には腸間膜嚢腫そのものよりも,主としてイレウスなどの合併症により.開腹手術を受けて始めて判明する場合が多い.われわれは今回小児頭大の腸間膜嚢腫に合併した腸間膜根部の軸捻転によつて、イレウス症状を呈した症例に遭遇したのでここに報告する.
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