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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻5号

1967年05月発行

特集 胆石症手術の問題点

総胆管結石の処置

著者: 綿貫重雄1 窪田博吉1 福島元之1

所属機関: 1千葉大学医学部第一外科教室

ページ範囲:P.633 - P.638

文献概要

はじめに
 胆石症の外科において,胆嚢結石は診断が比較的容易であり,治療成績もすこぶる良好であるから問題はすくないが,胆嚢炎や総胆管結石は,なお,未解決の問題がすくなくない.
 さて,総胆管結石に対する処置は,端的に言えばいかにして結石の遺残,再発を防止するかということである.そのためには,まず,適確な診断と徹底的な結石除去が根本であり,次いで,術後に胆汁の停滞,胆道感染,胆汁成分の変化など結石再発の条件となりうる状態を残さない処置が必要である.しかし,ときには肝内の結石や胆泥を完全に除去しえないことがあり,この場合には,止むをえず症状再発を防止する処置をとらなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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