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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻5号

1967年05月発行

文献概要

海外だより

滞独雑感

著者: 山田公雄1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.702 - P.703

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 ライン河に沿った美しい都市Düsseldorfは,ドイツのうちで最も日本人の多い街ですが,WuppertalはそのDüsseldorfから東に約30 kmはなれ,その名のごとくWupper川の谷に沿つてうなぎの寝床のように細長い,人口40万あまりの都市です.モノレールの発祥地としては世界的に有名で,そのSchwebebahn(懸垂式モノレール)は70余年の歴史のうち,あるとき,動物園へ運搬される途中の象が落ちたが無傷であつた,というユーモラスな事件以外に,一度も事故を起したことがないというのが自慢で,今でも市民の足として無くてはならない交通機関となつています.Wuppertalには大きな市立病院がElberfeldとBarmenにそれぞれ一つずつあり,私はElberfeldの市立病院外科主任Reimers教授のもとで,2年半あまりにわたつて末梢血管疾患の診療に従事する機会に恵まれました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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