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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻5号

1967年05月発行

文献概要

症例

Hindquarter Amputationの3例について

著者: 木村千仭1 堀尾慎弥1 松岡満1 大宮和郎1

所属機関: 1熊本大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.733 - P.737

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はじめに
 半側骨盤切除術は,その適応・手術侵襲の大なることと患者の理解・予後と高度の死亡率などの点で,日常慣用されている手術ではない.欧米においては,その報告例も比較的多いようであるが,わが国では服部(1934)・桑原教授(1950)らの報告以来,22例を数うるにすぎず,特に積極的に行なわれているとは思われない.しかしながら,近年の化学療法・麻酔の進歩に伴ない,この手術に関する問題に検討を加えることも敢えて蛇足ではないと考える.われわれは最近3例の半側骨盤切除術施行例を経験したので,ここに報告し,諸賢のご批判を仰ぎたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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