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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻6号

1967年06月発行

文献概要

特集 血管の外科 研究と報告

Marfan症候群に伴う心血管異常の手術について

著者: 新津勝宏1 阿部実1 今達1 村井正之1 岡村宏2 細井靖夫2 斉藤春悦2

所属機関: 1岩手医科大学第一外科教室 2岩手医科大学麻酔科教室

ページ範囲:P.865 - P.869

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はじめに
 Marfan症候群1)2)とは,蜘状指症(Arachnodactyly)長頭症(Dolichocephaly),筋萎縮,眼異常,心血管異常を特長とする結合織のDystrophyで,先天的,家族的疾患である.最近われわれは心血管異常としてボタロ管開存を伴う定型的な本症を経験したが,さらにファロー四徴症を伴う1例およびボタロ管開存を伴う1例をそれぞれ経験した.かかるMarfan症候群に伴う心血管異常の頻度3)4)はかなり高いといわれるが,本邦においてはその明確な記載は少なく,また外科手術の報告もまれである.心血管異常を主訴として来院した3例を中心に考察を加える

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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