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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻8号

1967年08月発行

特集 胃・十二指腸潰瘍の手術

大出血をともなつた胃・十二指腸潰瘍の手術はどうするか

著者: 紙野建人1 曾和融生1 山辻英也1

所属機関: 1大阪市立大学医学部鈴木外科

ページ範囲:P.1095 - P.1100

文献概要

Ⅰ.治療方針の決定
 大出血をともなつた胃十二指腸潰瘍に遭遇した場合には,その出血の程度を判定して,止血救命に早期外科手術が必要であるか,あるいは待期保存療法で止血可能であるかを判定しなければならない.
 上部消化管出血例の出血量判定基準として,いろいろの意見がのべられているが,大量出血例に遭遇した場合の救急処置である輸血をまず行なつて,その反応によつて判断する方法がもつとも実際的であると思う.しかしいろいろの臨床例の中には,早期外科手術か,待期観察かの判断に苦しむ場合も少なからずあり,また,どの時期で手術に踏み切るべきかは難しいことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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