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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻8号

1967年08月発行

文献概要

特集 胃・十二指腸潰瘍の手術

胃・十二指腸穿孔のある場合どうするか

著者: 飯塚積1

所属機関: 1済生会中央病院

ページ範囲:P.1105 - P.1111

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はじめに
 被覆性穿孔の場合は,肝,胆嚢,大綱または膵などの周囲臓器に包埋されて膿瘍を形成し,消化管内と交通した状態をたもち救急的な特色はない.ここでは,消化管内容の腹腔内漏出による急性汎発性腹膜炎をひきおこす開放性穿孔の場合をとりあげる.
 私の医局では患者の状態が許すかぎり潰瘍の根治手術を目的として,胃切除術を施行している.したがつて第一期切除のできないpoor riskでは単純縫合閉鎖にとどめ,患者の回復を待つて2〜3週後に胃切除術をおこなうようにしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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