文献詳細
文献概要
トピックス
心筋収縮力を増強するペースメーカー
著者: 三井利夫1
所属機関: 1東京大学医学部胸部外科
ページ範囲:P.1155 - P.1156
文献購入ページに移動 刺激伝導障害に対して,心搏数を増すためにペースメーカーを用いることは,すでに臨床的に広く応用されているが,最近2つの電気刺激パルスを適当な間隔で心筋に与えると(Paired Pulse Stimulation=PPSと略す)心搏数を減少させるのみでなく,心筋の収縮力を増大せしめることがわかり,不全心の治療法としての可能性が期待されつつある.以下本法の簡単な解説と,著者らの経験を紹介したい.
掲載誌情報