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文献詳細

雑誌文献

臨床外科22巻9号

1967年09月発行

臨床メモ

血管外科の2,3について

著者: 藤田孟1

所属機関: 1青森労災病院

ページ範囲:P.1246 - P.1246

文献概要

 最近血管外科の進歩は著しく,どこでも血管手術がやれるようになつてくるとともに,誰でも心得ておかねばならない手技の一つとなりつつある.また血管の手術のみでなく,診断面において血管撮影の占める比重も次第に高くなつてきている.そこで先人の業績をいろいろ追試してみて,これは学んでよかつたというもの1,2のを紹介することにする.
 先ず動脈撮影を行なつた際の合併症として,直接穿刺した場合は造影剤の漏れとか,血腫形成とかでそれ程重篤なものはない.しかしSe-ldinger法の場合は外膜組織をカテーテルと一緒に血管内腔に押しこむため,往々にして血栓を生ずることがあり,結局血栓摘除や血管再建をしなくてはならない破目におちいる.従つてSeldinger法を施行する場合には次の注意が肝要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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