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停留睾丸の治療
著者: 仁平寛巳1
所属機関: 1広島大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.119 - P.124
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停留睾丸は小児においては比較的多い疾患で,そのままの状態で思春期以後に至れば,異常位置の睾丸では精細胞は萎縮して精子形成能が全く障害されてしまうことは一般に認められている.そしてこの治療としてはホルモン療法と睾丸固定術が行なわれるが,治療を開始する時期,およびその方法などの点になると,各人各様ともいうべきいろいろの方法が行なわれている.そこで最近の文献を参照しながら,これらを一定の見解に近づけてみたいというのが本論文の意図するところである.
停留睾丸は小児においては比較的多い疾患で,そのままの状態で思春期以後に至れば,異常位置の睾丸では精細胞は萎縮して精子形成能が全く障害されてしまうことは一般に認められている.そしてこの治療としてはホルモン療法と睾丸固定術が行なわれるが,治療を開始する時期,およびその方法などの点になると,各人各様ともいうべきいろいろの方法が行なわれている.そこで最近の文献を参照しながら,これらを一定の見解に近づけてみたいというのが本論文の意図するところである.
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