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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻1号

1968年01月発行

症例

活動性ランゲルハンス島腺腫の1手術治験例—本邦報告症例の統計的観察を含めて

著者: 森田建1 西尾崇1 海老原学1 楡井正義1 細田仁2 太田昭文2

所属機関: 1日本大学第1外科教室 2日本大学第1内科教室

ページ範囲:P.135 - P.142

文献概要

はじめに
 低血糖をきたす疾患としては,種々のものがあるが,手術的治療の適応となる代表的疾患は器質的過インシュリン症に属する膵ランゲルハンス島(以下ラ島と略)腫瘍である.本症に関して,すでに本邦においても,昭和11年,棟方108)による最初の手術治験例が発表されているが,それ以来,報告数は漸次増加し,昭和36年には,沖中48)らが自験1例を含めた文献上の23例について統計的な観察を加えている.
 われわれも最近,15歳男子の本症腺腫の1例を手術的に治癒せしめ得たので,その概略を報告するとともに,沖中48)らの集計以来,本症の報告例が増加している点を考慮し,現在のわが国における本症の統計的観察を試みたので併せて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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