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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻10号

1968年09月発行

文献概要

特集 肛門外科

肛門直腸周囲膿瘍,痔瘻の手術はどうするか

著者: 土屋周二1

所属機関: 1東京大学医学部石川外科

ページ範囲:P.1439 - P.1445

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はじめに
 痔瘻は太古から人類をなやましたものとみえ,古代バビロニアやエジプトの古文書にも記載されているという.Hippocrates(B.C.450年)の書(liber de fistulis)にはすでにその詳しい治療法がのべられている.その後さまざまの治療法が多数の人々によつて提唱され今日に及んだ.しかしなおこの種疾患の難治性が広く一般に信ぜられ、また不十分な治療による再発や増悪が現在でも時にみられる.この疾患の本態に関する考察と臨床例の観察から得た知識をもとに合理的と考えている治療方針につき以下のべてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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