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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻10号

1968年09月発行

論説

消化性潰瘍244例についての術後長期の遠隔検査成績

著者: 白鳥常男1 関根毅1 塚本長1 菅原俠治1 黒田俊1 岡林敏彦1 斉藤禎量1 横山成樹1 伊藤昭治1

所属機関: 1東北大学医学部槇外科教室

ページ範囲:P.1485 - P.1493

文献概要

はじめに
 今日,外科学の進歩と相俟つて胃切除術は安全に,かつ広く普遍的に行なわれている.しかしながら,胃切除後に種々の愁訴を残すものも少なくなく,例えばダンピング症候群,貧血,過酸および術後の潰瘍の再発などが,いろいろの角度から検討されてきている.
 さきに,われわれは昭和16年1月から40年12月までの25年間に教室で手術した消化性潰瘍1210例のうち469例についてアンケートによる術後遠隔成績を報告1)した.その後,さらにこれらの症例について直接来院を求めたところ,244例について臨床検査を施行することができた.今回はこれら術後長期例の遠隔検査成績を中心に胃切除後の後遺症の実態について若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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