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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻10号

1968年09月発行

文献概要

論説

結腸癌の臨床統計観察

著者: 宮崎五郎1

所属機関: 1社会保険三島病院外科

ページ範囲:P.1495 - P.1499

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はじめに
 わが国の全国死亡統計が示すところによると,癌による死亡は昭和28年以来第2位にのし上り,且つ死亡率そのものも逐年増加を示している.消化器癌は癌死の中で圧倒的地位を占め,男性においてこの点は特に顕著である.消化器癌中胃癌によるものは約70%を占め,早期診断,早期治療の原則を実施すべく努力が傾注されている現状である.飜つて小腸および大腸(直腸を除く)の癌による死亡は全消化器癌死亡の2.5%(男)−4.8%(女)に過ぎない.私共の取扱つた結腸癌の例数も多くないが,統計観察を試みたのでそれに考察を加えて大方の御叱正を仰ぎたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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