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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻10号

1968年09月発行

文献概要

手術手技

卵巣嚢腫

著者: 本多憲児1

所属機関: 1福島医科大学外科

ページ範囲:P.1522 - P.1527

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はじめに
 卵巣嚢腫は婦人科領域において主として取り扱われるが,しばしば他の外科的疾患として,たとえば腹部腫瘤,イレウス,急性虫垂炎などの診断の下に,開腹して卵巣嚢腫なることを知ることがある.したがつて外科領域においても卵巣嚢腫の剔出をいかに行なうべきかを知ることは重要なことである.
 卵巣嚢腫の手術において最も基本的であり,しかも最も重要なことは健全なる卵巣組織を出来るだけ保存することで,手術が容易であるからと称して卵巣全別出を行なうべきでない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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