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症例
慢性硬膜外血腫の2治験例
著者: 佐藤壮1 田中輝彦1 岩淵隆1 平賀旗夫1 佐野進1
所属機関: 1東北大学医学部葛西外科教室
ページ範囲:P.1535 - P.1538
文献購入ページに移動一般に硬膜外血腫は急激な経過をとるため,早期に血腫除去を行なう必要があるものとされており,その症状も脳圧迫による急性頭蓋内圧亢進症状を主としている.
最近,われわれは慢性硬膜外血2腫2例を経験し,うち1例は受傷後主に精神症状をもつて発症し,血腫徐去直後より症状改善をみ,他の1例は受傷後軽度の頭痛を主訴として来院,頸動脈撮影により血腫を発見し,手術により治癒せしめ得たので報告する.
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