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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻11号

1968年10月発行

文献概要

外国文献

脳の網内系肉腫,他

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ページ範囲:P.1656 - P.1659

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 Burstein(Cancer 16:289, 1963)が脳の網内系腫瘍41例を報じ,それがmicroglia,leptomeninge,perivascular histiocyteから発生するとしたが,またしたがつて各種の名称でよばれている.González-Angulo(J. Neurosurg. 28:560, 1968)はメキシコで4年間に4例(脳腫瘍の4%)を経験した.第1,27♂,頭痛・複視・メマイ・歩行不安で入院,stupor,disorientiert,8日で死亡,剖検で両側uncal herniation,右前頭で大脳鎌に癒着した1.5cm大の腫瘤,脳幹水平断でSylvi管の高さに灰白の腫瘤が四丘体より発し脳幹に浸潤,大脳脚下端に達す.前頭葉の方はmeningioma,脳幹の方は小円形細胞,濃染核,血管に沿つて排列,一部石灰化,定型的細網肉腫.第2,39♂,昏睡にて入院,2ヵ月来右半身麻痺,すぐ死亡,左視床から出てIII脳室を右に圧排するピンク色8×7×5cm腫瘤,細網肉腫,肺膿瘍合併.第3,54♂,糖尿病,1ヵ月来頭痛・記億喪失・視力低下・指南力喪失,診断は結局,脳底核付近の腫瘤.剖検で左側頭後頭の白質内4×5×6cm腫瘤,両側海馬回鈎嵌頓,右前頭出血.第4,29♀,嘔吐・頭痛・嚥下障害,入院直後死,右小脳7×5×5cm腫瘤,細網肉腫.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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