icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻11号

1968年10月発行

症例

Mondor氏病の6例

著者: 村田晃1 杉山道雄1 加藤金吾1

所属機関: 1横浜警友病院外科

ページ範囲:P.1669 - P.1672

文献概要

はじめに
 Mondor氏病と一般に呼ばれている疾患は,皮下索状物形成症ともいうべきもので,主として前胸壁に索状物を生ずるものであり急性炎症症状を伴わない病変である.その発生機転や本態は未だ不明であるが,1939年Mondorが本病変の組織学的所見を詳細に述べたのでその名が附せられている.われわれは昭和39年7月より41年9月までの乳腺外来を訪れた629例中6例に本症を経験した.これら6例は全て女性であり,そのうち4例に試験切除を行なつたので,この4例を中心に考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら