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文献概要
特集 顔面損傷のファースト・エイド 関連領域の立場から
脳神経外科の立場から
著者: 東徹1
所属機関: 1岡山大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.1781 - P.1783
文献購入ページに移動はじめに
顔面に外力が加わるときは,必ず頭部および頸部にも外力がおよぶことは当然である.したがつて顔面損傷患者は,合併する頭部および頸部外傷に充分な考慮をはらいつつ治療されねばならない.今回は紙面の都合上,脳神経外科の立場から顔面損傷に合併する頭蓋内外の病変につきのべる.
問題は2つの項目に分けて考えることができる.すなわち第1に顔面損傷に伴う一般的頭部外傷の問題と,第2に顔面損傷にさいして,しばしばみられる特殊な頭部外傷の問題である.しかし今回は一般的頭部外傷については省略し,特殊な頭蓋内外の病変についてのべる.
顔面に外力が加わるときは,必ず頭部および頸部にも外力がおよぶことは当然である.したがつて顔面損傷患者は,合併する頭部および頸部外傷に充分な考慮をはらいつつ治療されねばならない.今回は紙面の都合上,脳神経外科の立場から顔面損傷に合併する頭蓋内外の病変につきのべる.
問題は2つの項目に分けて考えることができる.すなわち第1に顔面損傷に伴う一般的頭部外傷の問題と,第2に顔面損傷にさいして,しばしばみられる特殊な頭部外傷の問題である.しかし今回は一般的頭部外傷については省略し,特殊な頭蓋内外の病変についてのべる.
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