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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻12号

1968年11月発行

文献概要

特集 顔面損傷のファースト・エイド 関連領域の立場から

口腔外科の立場から

著者: 藤野博1 田代英雄1

所属機関: 1九州大学歯学部口腔外科学教室

ページ範囲:P.1784 - P.1785

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 顔面外傷で,直接生命をおびやかす危険のあるものは,気道の閉塞と出血であろう.ショックもあげられるが,紙数上他にゆずる.
 気道の閉塞は,骨折による上顎骨転位のために軟口蓋の後退,沈下がおこつた場合と,下顎骨骨体部重複骨折で,骨折部が頣部の両側にあり,頣部ひいては舌が後退した場合におこる.これは口底の血腫形成,腫張や血液,唾液などの貯留によつて助長される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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