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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻13号

1968年12月発行

特集 癌外科の進歩—現状と将来

縦隔腫瘍

著者: 中村和夫1 松本陽一1 木曾康裕1

所属機関: 1神戸大学医学部麻田外科

ページ範囲:P.1884 - P.1887

文献概要

はじめに
 源発性縦隔腫瘍は他の部位の腫瘍と異なり,組織学的に悪性のものは比較的稀である.しかしながら,たとえ良性腫瘍であつても,重要な隣接臓器との癒着のために剔出が不可能な症例が時として見られ,また悪性例では,他の部位の悪性腫瘍以上に剔出不能例が多い点で特異な腫瘍といえよう.教室においては,現在までに,86例の原発性縦隔腫瘍に対して手術が行なわれたが,われわれはこれらの手術症例を中心として,縦隔腫瘍の診断と治療に関する2,3の知見についてのべてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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