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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻13号

1968年12月発行

文献概要

特集 癌外科の進歩—現状と将来

肺癌—診断技術の進歩

著者: 堀江昌平1

所属機関: 1千葉大学医学部肺癌研究施設

ページ範囲:P.1889 - P.1892

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はじめに
 肺癌の診断が,ここ数年間にいちじるしい進歩をとげたことは否定できない.これは,医療面における診断技術が進歩したことにもよるが,これに加えて一般大衆の知識が社会的に啓蒙されてきた点も見逃すことはできない.
 1955年に河合,篠井,石川3教授によつて日本外科学会総会の宿題報告として"肺腫瘍"が取上げられた当時の肺癌は,大部分が現在誰がみても一目で肺癌とわかる程度のものが対象とされ,しかもその診断が困難とされていたことを考えるとたしかに格段の差が感じられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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