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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻13号

1968年12月発行

特集 癌外科の進歩—現状と将来

結腸癌

著者: 河原勉1 安富正幸1 進藤勝久1

所属機関: 1大阪大学医学部陣内外科学教室

ページ範囲:P.1927 - P.1930

文献概要

はじめに
 結腸癌は欧米では直腸癌とともに最も重要な癌であるが,わが国では胃癌や直腸癌に比べあまり関心が払われなかつた.それは胃癌の頻度があまりにも高いのに反し結腸癌はそれほど多くないばかりでなく,結腸そのものの機能も直腸や他臓器に比べると単純であつて切除後の合併症や後遺症は少なく,また結腸癌自体も限局性で悪性度の低いものが多いので余後が比較的良いためであろう.しかし,近年生活様式が欧米化するにつれて結腸諸疾患は次第に増加する傾向にあり,結腸癌もまた注目されるようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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