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特集 癌外科の進歩—現状と将来
四肢悪性腫瘍
著者: 増川元彦1
所属機関: 1九州大学医学部整形外科
ページ範囲:P.1935 - P.1938
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四肢腫瘍は骨格に発生するものと,軟部組織に発生するものとに分けられる.骨格には,その構成要素から多くの種類の腫瘍が発生しうるが,個々の腫瘍の発生数は比較的少ない,四肢に原発する骨悪性腫瘍は,多い順に骨肉腫,線維肉腫,軟骨肉腫,細網肉腫,Ewing肉腫,血管肉腫などであり,続発性の癌あるいは肉腫からの転移は,乳腺,肺,腎,前立腺,唾液腺,甲状腺,胃,子宮などの癌,また神経芽細胞腫,Ewing肉腫,悪性リンパ腫などからの骨転移が多い.
四肢腫瘍は骨格に発生するものと,軟部組織に発生するものとに分けられる.骨格には,その構成要素から多くの種類の腫瘍が発生しうるが,個々の腫瘍の発生数は比較的少ない,四肢に原発する骨悪性腫瘍は,多い順に骨肉腫,線維肉腫,軟骨肉腫,細網肉腫,Ewing肉腫,血管肉腫などであり,続発性の癌あるいは肉腫からの転移は,乳腺,肺,腎,前立腺,唾液腺,甲状腺,胃,子宮などの癌,また神経芽細胞腫,Ewing肉腫,悪性リンパ腫などからの骨転移が多い.
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