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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻3号

1968年03月発行

文献概要

患者と私

病人こそ最良の師

著者: 織畑秀夫1

所属機関: 1東京女子医大外科

ページ範囲:P.384 - P.385

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 小児と老人
 小児外科をやつていると痛感するのは患者がお喋りをしないということである.患者が口で知らせることは極めて少ない。したがつて患者の母親を始めとする家族から聞くのであるが,これも極めてわずかである.
 このようなものをいわぬ小児を相手にする場合,話として聞くその病気の経過は極めて簡単である.そこで雑念なしに臨床所見と検査成績に取り組むことになる.こうしてみると小児の患者は診断をつける上に決して難かしいものではないともいえる.また治療方針にしても比較的簡単明瞭のことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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