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文献詳細

雑誌文献

臨床外科23巻4号

1968年04月発行

文献概要

特集 最良の手術時点

胆石症

著者: 植草実1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.493 - P.497

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はじめに
 胆石症手術の適応,成績に関する報告は最近わが国でも少なくない.外科手術成績向上のためには手術の最適の時期を選ぶことが大切な条件の一つであることは申すまでもないが,胆石症手術の適応とその時期の問題についての考え方は診断,外科療法の進歩に伴つて,以前とはかなり変つてきている.
 元来,胆石症は慢性疾患であるが,その胆道病変の進展は多様であり,初診時における病期,病状は症例によつていろいろである.発症が必ずしも早期とはかぎらず,手術時期の選択にも制約がある場合もありうる.ここには主としてわれわれの成績をかえりみて,胆石症の一般的自然経過の上から,また手術適応として問題のある場合について課題の最良の手術時点を取り上げた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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